キャンプ場
1998年時点でヨーロッパ全体のキャンプ場の数は32000カ所、そのうち3分の1あまりの11000カ所がフランスにあります。これにドイツ5800カ所、イギリス3650カ所、イタリア2500カ所、ノルウェー1300カ所と続きます。ピッチ（区画）数にするとヨーロッパ全体で1080万個に達し、ホテルの870万ベッドを上回っています。これらのキャンプ場で休暇を過ごすヨーロッパ人の割合は22％に達します。
フランス政府観光局が2000年に発行した観光白書によると、フランスにはキャンプ場が1万916カ所あり、ピッチ総数は97万459個とほぼ100万個に達します。フランス国内の旅行者の宿泊形態別の割合はベッド数に換算してキャンプ場が15.7％で最も高く、2位ホテルの6.8％を大きく引き離しています。キャンプ場泊数は9516万泊に達し、そのうち6200万泊がフランス人、3300万泊が外国人でした。
ドイツにはキャンプ場が5800カ所あり、合計ピッチ数は97万個。キャンプ場の年間宿泊数は5600万泊。これとは別にトレーラーをキャンプ場に定置して自家用車で通う、いわゆる別荘キャンパーの宿泊数（トレーラー定置日数）は7600万泊に及びます。これにキャンパーが移動する際に高速道路のサービスエリアで宿泊する日数を加えると、合計宿泊数は1億4000万泊に達します。
北欧のキャンプ大国スウェーデンには700カ所以上のキャンプ場（合計10万ピッチ）と9000棟のバンガローがあり、1999年のキャンプ場宿泊数は1470万泊に達しました。宿泊の形態としては、トレーラー70.3％、キャンピングカー5.4％、テント12.9％、バンガロー11.3％となっています。スウェーデンのキャンプ場の利用者を国籍別に見ると、スウェーデンが最も多く78％、北欧諸国11％、ドイツ6.9％、その他4.1％の順になっています。
出典：欧州キャンプ場組織連盟 (EFCO)