キャンパー

　キャンプの歴史が長いヨーロッパでは、現代では至るところにキャンプ場が整備され、バカンスシーズンには国境を越えてキャンプツーリングを楽しんでいます。

　ヨーロッパのキャンプを特徴づけているのは、なんと言ってもその多様性です。北欧、中欧、南欧と地域によってキャンプスタイルが異なるだけでなく、国によってもキャンプ事情にそれぞれ特色があります。

　1999年の時点で欧州全体（ＥＵ15カ国）のキャンプ人口はで3600万人。その中でも最もキャンプ人口が多いのはドイツで1180万人､次いでフランス880万人、オランダ470万人となっています。

　人口に対するキャンパーの割合で見ると、最もキャンプが盛んな国はオランダです。オランダの人口約1600万人の30％がキャンプをしていることになります。このうち134万4000世帯（全世帯の21.2％）がテント、71万1000世帯（全世帯の11.1％）が牽引式キャンピグカー、45000世帯（0.7％）が自走式キャンピグカーを所有しています。

　人口に対するキャンパーの割合はオランダに続いてフランス15％、ドイツ14.3％、スイス9％の順となっています。